「必殺仕事人」テーマ

不正のはびこる世の中で、人々の晴らせぬ恨みを晴らす仕事人。ただし、彼らは単なる正義のヒーローではなく、金をもらって悪人を仕留める裏の世界の人間。そのような設定が好評を博し、必殺仕事人は1979年の開始いらい、現在に至るまで人気を保ち続けています。この作品には様々なシーンに応じたテーマ曲があります。ベスト盤を見ると、作品中に見られる多くのシーンに曲と題名がついていることが分かります。どの曲も仕事人を見てきた人であれば、すぐにあの場面で使われていたなと思い出せる名曲ばかりです。 その中でも、必殺仕事人のテーマ曲と言われて多くの人が挙げるのは「出陣のテーマ」「仕事のテーマ」「中村主水のテーマ」でしょう。最近の作品を見ている人であればこれに「鏡花水月」が加わることでしょう。出陣のテーマのスピードに溢れた楽曲は仕事人の緊張の出陣を、仕事人に用いられた名曲のアレンジで彩られた仕事のテーマは仕事人たちの華麗な仕事を、中村主水のテーマは仕事人の哀愁をそれぞれ的確に表現しています。