アストル・ピアソラ
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アストル・ピアソラ(1921年3月11日 - 1992年7月4日)は、アルゼンチンの作曲家、バンドネオン奏者である。タンゴを元にジャズやクラシックの要素を融合させた独自の演奏形態を産み出した。 10代の頃はレストランでバンドネオン等を演奏していたが、1938年に先鋭タンゴ「エルビーノ・バルダーロ楽団」に感動して初めてタンゴの音楽性を知る。バンドネオン奏者・アニバル・トロイロの楽団に参加したり、自らの楽団を率いて活動するが、タンゴの限界に行き当たる。タンゴに限界を感じていた1954年、クラシックの作曲家を目指して渡仏。ナディア・ブーランジェに師事するが、彼女にピアソラ音楽の原点がタンゴであることを指摘され、タンゴの革命に目覚める。 1955年、帰国後にブエノスアイレス八重奏団を結成し、当初は前衛的な作風を批判されることもあったが、1959年、自身の代表作でもある父の死に捧げた「アディオス・ノニーノ」を作曲・初演し成功を収める。以降は五重奏団や新八重奏団等の結成・解体を繰り返し、作曲家としての地位を確立した。 1992年ブエノスアイレスの病院にて71歳で死去。その他の代表作は「リベルタンゴ」など。