童謡

子供の歌と言えば、古くは「わらべ歌」と、明治時代に入ると学校教育用に作られた「唱歌(文部省唱歌)」の二つがあります。これらは、情操道徳教育を目的として、作られ継承されてきた歌です。 その後、これらとは異なる子供向けの芸術性の高い歌が「童謡」として、新しく作り出されてきました。童謡とは、児童雑誌「赤い鳥」の発刊を契機に大人が子供たちのために作った歌でした。この言葉は、明治、大正、昭和と時代を経て、様々な意味合いで用いられてきましたが、現在では、大人が子供向けに創作した歌全般(わらべ歌、抒情歌、唱歌、アニメソングも含む)のことを指しています。 代表曲としては、古くは、「シャボン玉」「汽車ぽっぽ」「犬のおまわりさん」をはじめ、昔から口伝えに歌い継がれてきた歌が多数あります。一方で、ラジオ・テレビ時代に至ってからは、「およげ!たいやきくん」や、NHKのみんなのうたから「山口さんちのツトム君」「だんご三兄弟」など様々な分野やテレビ番組から子供向けの歌が発信されるようになりました。

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